フリーゲーム感想記
○タイトル 『ゆめにっき』
作者 ききやま さん
ジャンル その他
備考 RPGツクール2003を使用
主人公を操作して夢中の世界を歩き回ると言う作品なのですが
この作品の最大の特徴はゲームだけどゲームじゃない所でしょうか。
この『ゆめにっき』をプレーする際に出来る事は夢の中を歩き回って独特の雰囲気を味わう事のみです。
RPGツクール2003で作られていますが、この作品には戦闘がありませんし、
言い換えればフィールドやダンジョンの探索のみしか出来ないからです。
この作品をプレーする際の合言葉は「考えるな。感じるんだ」です。
作中では誰も一言も喋らない上に、何なのか良く分からないものが数多く配置されています。
それらに話し掛けたり『エフェクト』を呼ばれるモノを装備したりする事によって、様々な反応が返ってきます。
当然の事ながらそれらの反応にも説明は一切無し。全てがプレイヤーの想像に委ねられます。
意味不明のモノや正体不明のモノを考察するのも、この作品の楽しみ方の一つだと思います。
この作品はBGMも魅力的です。おそらく独特な雰囲気作りは秀逸な音楽による所も大きいと思います。
とは書いたもののメロディーと言うよりもエフェクトに近い物が多いので、
音楽と言うよりも音響の方がニュアンス的に正しいかも知れませんが。
さて、肝心なこの作品の雰囲気についてなのですが、とても文面に書き起こせません。
というのも形容し難いモノが、背景も含めてそこかしこに溢れているんですよ。
それらを文章でどう表したら良いのか全く分からないからです。
書いたとしても長ったらしくなってしまうので、それを読むよりは実際プレーしてみる方が早いと思いますよ。
あるいは匿名掲示板を覗いてみるとか……。
○タイトル 『空浮かぶ島のティリア』
作者 あるふぁ〜秘密基地 さん
ジャンル アクション
備考 YGS2000を使用
ちょっと変わった横スクロールアクションゲームですが、
基本の操作は敵を掴んで投げるだけという凄くシンプルなものです。
敵の数があんまり多くありませんが、その代わりに足場が悪かったりする事が多く
ミスを誘発しやすい地形がかなりあります。
敵が少ないからといって油断してると、あっと言う間に足場のない所に落ちてしまいます。
アクションゲーム好きならプレーしてみて損はないと思います。
ストーリーについては、設定や用語がゴチャゴチャしてなくて良いの一言に尽きます。
ストーリーが薄っぺらでも遊べるのならゲームは成立するって事の一例ですね。
ただしノベルゲーとかは例外ですけど。
○タイトル 『Grounstream』
作者 あるふぁ〜秘密基地 さん
ジャンル アクション
備考 YGS2000を使用
『空浮かぶ島のティリア』と同じく横スクロールアクションゲームです。
基本の操作はシンプルですが、難易度はこちらの方が凶悪。
まず仕掛けのバリエーションが豊富なので純粋なアクションだけでなく、謎解きの要素も加わってます。
さらに『空浮かぶ島のティリア』よりも足場が悪いのと、
空中ジャンプが出来ない事もあってライフが減りやすいです。
でも一番の原因は動く敵が多い事。しかも配置が上手い。
飛び道具を撃ってくる敵や移動速度の速い敵が、
移動しにくいように配置されてた時にはちょっとだけ泣きました。
この作品もアクションゲーム好きならプレーしてみて損はないと思います。
特に難易度が高いと燃えるという人は是非。
ああ、あとゲームパッドは用意しておいた方が良いですよ。
難易度をノーマルでクリアする場合、キーボード操作だとかなり厳しいと思います。
○タイトル 『灰色の町の守護者』
作者 無限∞空間 さん
ジャンル RPG
備考 RPGツクール2000を使用
古代エジプトを舞台にした正統派RPGです。
少し理不尽な所もありますけど、それほど難易度は高くありません。
かといって、力押しのみで先へ進めるという訳でもなく
強敵と戦う場合は攻撃補助や状態異常攻撃がかなり役に立ちます。
それではRPGでは肝となる場合の多いシナリオについてなど。
主人公は生まれたての神様で、灰色の町の守護者として地上に遣わされ、
灰色の街を守るという目的に乗っ取って行動します。
主人公が戦う理由が、最近ではすっかり食傷気味になりつつある
『世界を救う』為じゃないというのが好印象です。
ちゃんとした理由があれば、それはそれで悪いとは思いませんけど。
でも一番大きいのは寄り道をするのが楽しいということでしょうか。
大抵のRPGでは道中に寄り道をしてアイテムの収集などを行なう事が出来るようになっていますが、
この作品はそれに留まらずに、町の人たちがメインストーリーの影響を受けて
どうなって行くのかを追いかけて行く事が出来ます。
総評としてはゲームとして遊べて、かつストーリーも楽しむ事が出来る完成度の高い作品。
惜しむらくはやり込み要素があまりなかったりする事ぐらいでしょうか。
RPGに目が無いという方には、是非ともプレーしてもらいたい作品です。